三重中学・高校での「実験授業」
9月~12月にかけて、三重県松阪市の三重中学・高校で、全5回の「実験授業」が行なわれました。
第1回目の竹中大臣の「特別授業」には、三重中高生の希望者約170人(中学生100人・高校生70人)が参加。冒頭の約30分は、竹中大臣がTV番組(「サンデープロジェクト」)に現場参加する様子を見守り、その後、授業と質疑が行なわれました。
テーマ | 講師 |
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「暮らしと経済」 | 竹中平蔵・郵政民営化担当大臣 |
「暮らしと市場」 | 櫻川昌哉・慶應義塾大学経済学部教授 |
「暮らしと仕事」 | 大竹文雄・大阪大学社会経済研究所教授 |
「暮らしと金融」 | 鹿野嘉昭・同志社大学経済学部教授 |
「暮らしと政府」 | 跡田直澄・慶應義塾大学商学部教授 |
コーディネーター 篠原総一 同志社大学経済学部教授
コーディネーター 跡田直澄 慶應義塾大学商学部教授
<「経済知力フォーラム」実験授業開始>
先日、日本の経済学者らで組織するNPO法人「経済知力フォーラム」が企画運営する実験授業(全5回)の第1回が実施されました。第1回は金融財政政策担当大臣・竹中平蔵氏の講義を、本校および三重高校の生徒約170名が受講しました。授業は「暮らしと経済」と題されたレベルの高いものでしたが、中学生にも分かりやすい言葉と説明で流れるように進み、受講した生徒はその場の知的な雰囲気に浸り熱心に授業を聴いていました。……質疑応答に入ると、生徒たちは「国債の返済は可能なのか」「年金は払った方が良いのか」などの素朴な疑問を投げかます。それに対し竹中生は丁寧に返答、生徒たちも納得した様子でした。(三重中学校学校報『万華鏡』87号・平成16年10月16日)
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